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2008年7月17日THU
術後1日目 昨夜は38度後半の熱が一晩中続いた。悶々としながら朝を待った。 6時に看護師がやってきて採血だという。 右手は点滴をしているので足から採血しますね、足は痛いんですよね、ごめんなさいね、我慢してくださいね。という。 足のどこから採血するのかと思っていたら、内側のくるぶし近辺にブスっときた。 痛い。ここは痛い。思わず「痛えー!」と声が出る。看護師のことが少し憎らしく思えてきて睨んでやろうかと思っていたら終わった。あまりに痛くて汗が出てきた。 そういえば夕べは暑かった。というか熱かった。熱のせいなんだろうけど汗が半端なかった。昨日はあまり気にもしていなかったけれど、術後は導尿カテーテルを入れられてオムツを穿かされている。このオムツが蒸れて蒸れて暑い熱い。 オムツをあてられている人の辛さが少しわかったような気がする。 上半身は傷の保護のためバストバンドという、マジックテープ式の腹巻のようなものでしめつけられていて、コレがまた蒸れて暑い熱い。 なので、夜中の寝姿はすごかった。 寝巻きの下半身ははだけてオムツ丸見え。おまけに右足はカエルのようにぐいっとおっぴろげで、足の付け根には氷嚢袋を乗せているんだから。 とても人様にお見せできる格好じゃありません。 でも看護師にはしっかりと見られています。 とにかくすごい量の汗。寝巻きはぐしょぐしょだし、それに何だか自分が臭い。 汗臭いというのではなく、病人の臭いがする。 看護師が体を拭いて着替えましょうか、と言ってくれるけれど痛みがひどくて触ってほしくないのでお断りする。 脇の下に突っ込まれた下駄は痛いし(突っ込まれていません)、背中の肩からわき腹までが痺れたように痛い。胸は鎖骨の下から全体的に痛いのだけれど、肋骨の一番下あたりが一番痛い。力を入れると針で刺したような激痛が走る。 これってエキスパンダーを入れたことによる痛みなんだろうか。痛みには強い方だと思っていたので、こんなに痛みに苦しめられるとは予想外。 色んなサイトに「翌日にはどんどん動けるようになる」と書いてあったけれど、とても信じられない。 が、それができるようになるんだな。 午前中に尿カテーテルを取ったのでトイレはどうしても自力で行くしかないのだ。 パラマウントベッドの力をお借りし、大股開きのあられもない姿になりながらもなんとか起き上がることができるようになる。 当然、ものすごく痛いのだけれどお漏らしをするわけにはいかないのだ。 朝食時はダンナにお世話に来てもらったけれど、昼食はひとりで大丈夫だ。 早速ダンナに電話してそう言うとビックリしていた。 レントゲンにも1人で歩いて行けたし。人間ってすごいね。 しかし、毎回パラマウントベッドの力をお借りし、大股開きのあられもない姿にならないと起き上がることができないのが情けない。 おまけに痛みをこらえながらなので時間がかかる。 あられもない姿で5分は闘っていたと思う。 個室でよかった。 微熱は続いているが、37.8を超えることはなくなった。 痛み止めの点滴が朝に終了したので経口の痛み止めを処方してもらう。 抗生剤の点滴を朝と夕方。
by mauming
| 2009-12-18 21:55
| 乳がん・再建
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